もうすぐ入園のパパママへ

お仕事復帰に向けて、いよいよ始まりますね。おうちの方と離れて過ごす保育園。心配なこともたくさんあると思います。今までずっと一緒にいて、ちょっと見えなくなっただけで大泣きだったし、トイレにもついてきちゃってたし。

怖い所ではなくて、楽しい所なんだよーとわかってもらえるまで少々お時間かかります。園の門が見えるだけで、朝家を出ただけで、「あっまたあそこへ連れて行かれるのか?」と感づき、泣き出す日もあるかもしれません。

抱っこしたり、園庭を散歩したりしながらゆったりと過ごしていきます。おひざに座っていればおもちゃで遊べるようになるかな?午前中にも眠くなるかな?音の出るおもちゃがいいかな?

子どもはすばらしい力を持っています。一人でもちゃんと楽しいこと見つけて遊び出しますよ。まだまだ寝不足の日々だと思いますが、どうぞお仕事がんばってください!

 

VSイヤイヤ期その2

命に関わること以外はまっいいか♡なんですが、だんだんに彼らは学んでいかなくてはなりません。「自分がやりたくてもやれない時もある」ことを。まだ肌寒いのに「半袖じゃなきゃ着ない」や「絶対にシャンプーしない」と、夕飯の時間だけど「まだ遊びたいから家に帰らない」は対応が違ってきます。家族の一員として、社会の一員として必要な我慢をすることができる子どもになってほしい。泣いてもダメなものはダメ!としっかり伝えたいです。

園では一人一人の様子で対応を変えています。片付けの時間になっても何人か知らんぷりしている時。まず「さあ読み聞かせの時間だよ」で。次に「おもちゃ自分で箱に入れられる?わぁ!なんて上手なの!」それでもやらない子は少しそのままにして様子を見ます。何か作りかけていたり、その子のタイミングがあったり、納得できれば自分で片付けられます。

なるべくギャーっと泣かずに済ませたいですが、ギャーっとなる時も多々あります。「今は我慢だよ」抱っこしてヨシヨシ。そして「あっ!あれはなんだ!」毎日毎日少しずつ。

「育児」は「育自」というお話も聞いたことがありますが、子どものギャーギャー対応が自分を育てることなの?ただただパパママそして保育士はどんどん我慢強くなりますね。

 

VSイヤイヤ期

一歳児クラスとは、だんだん二歳になってくる子どもたちのクラスです。個人差はありますが、自我の芽生えから自己主張が明確になり「ヤダ!」「ジブンデ!」が見られますね。

おうちでも、朝の忙しい時に「着替えない!」いつもやらないのに「自分でやる!」 もういい加減にしろ!ということがいろいろあるのでは?どうしたもんでしょうねぇ。

こればっかりはこうすればいいという正解はないかもしれません。子どもの数だけ答えがある問題みたいなものかなと。もしその「ヤダ!」が理由のあるものならそこを受け止めて「そっか、こうしたかったんだね。じゃあ一緒にやってみようか」で、一緒にやる。もしくは「もう一度やってみようか」この時は、手伝いながら手伝ってないようにすることがポイントですね。「わー上手にできたね〜!」褒めちぎってください。ズボンや靴をはく時なら「どっちの足からはく?」と聞くだけでスッとできる時もあるかも。

理由は特になく、もう子どももわけわからなくなっている時は、なんとか気分転換したいですね。そんな時意外と昭和のノリがよかったりすることも。あさっての方を指さして「あっ!あれはなんだ!」子どもがポカンとしたらチャンス❤️「なんだなんだ?アンパンマンか?」などと言いながら事を進められるかも。真っ向勝負して子どもと一緒になってギャーギャー喧嘩することなく(そんなことしてたの私だけでしょうか)、一段上から俳優さんのような名演技で。お試しください!

命に関わること以外は「まっいいか」の考えも大切ですね。パジャマのまま保育園に行くのは全然だいじょうぶです!

 

好きこそものの上手なれ

園長先生は、「“この先生の話が聞きたいな”と思われるようにならないとね」とおっしゃってました。園長先生の手遊びひとつで、子どもたちは楽しそうな笑顔に。「そりゃそうよ。何十年やってきた中から一番いいの選んでるんだから」子どもたちとの信頼関係は、毎日の生活の中から少しずつできてくるんだな、それから私の話も聞きたいと思ってもらえるかな、と思いました。

カードは、一歳児でも同じものを3回続けると「またそれ?」という表情になってそっぽむきます。簡単なもので種類が多い方がいいです。赤のカードで裏にいちご🍓りんご🍎の絵があれば、色、赤が2枚で数、果物の名前、いちごはどっちクイズ、どんな色が好きの歌…とその2枚だけで遊びが広がっていきます。

子どもたちには自分の一番好きなものを見つけて育ってほしいと思っていましたが、自分の好きなものが今ごろ見つかるとは。保育士がんばろうと思いました。

 

涙涙の新人担任

まずは雑務係をしながら全体の流れを覚えましょう〜とのことで、リーダー&サブリーダーの先生が子どもたちをまとめている間に、午前のおやつの準備。テーブル、椅子出す。手洗い、消毒、座る。その間も「手洗わない!」「自分でやる!」「座らない!」などなど、新人担任の言うことは聞こえないみたいです。ほかの先生の言うことは聞くのになぁ…

散歩に出かけます。靴を履いてさあ出発!「あの先生とは手を繋ぎたくない」言葉でなく全身で表現してますぅ…

給食食べます。「おいしいね〜 あれもうお腹いっぱいなの?」ほかの先生が「おいしいよ♪アーン」とすればパクリ! 私いらないね…

涙が出そうな毎日。リーダー週も回ってきて、用意ができるまで何分間か子どもたちを座らせて絵本を読みます。よそ見してるーあ〜ひとりどっか行っちゃうーあ〜どんどん行っちゃう…

泣いてばっかりもいられない。なんとかせねば。それから、おかあさんといっしょのキャラクターやアンパンマンたちのカードを作ってお話しするようになりました。

 

おばさんが先生に

試験に合格して、すぐに近くの保育園に問い合わせました。すると即戦力じゃないからいらないと。「えー 資格あればいいんじゃないんだ‥」現実は厳しかった。そんな中今の園は「働きながら学んでいけばいいわよ」と言ってくれて。うれしかったですね。がんばるぞ!と意気込んで入社しました。

右も左もわからない私は一歳児クラスの担任に。9人の子どもたちとの毎日がはじまりました。「3人の子育てしましたんでー」との自己PRで臨んだものの、あまりに久しぶりの乳児さん。紙パンツの中にシャツをしまってしまい、そりゃびしょびしょになりますわ。あなただいじょうぶ? みたいな感じになったこともありました。

「先生」って他に呼び方ないんでしょうけど、なんか恥ずかしかったです。紙に書くときは「○○t」だって。保育所保育指針では、子どもが生涯にわたる人間形成にとって極めて重要な時期とあり、そこに関われる、こんなにやりがいのある仕事はない!と思いながら、自分にできるのかなと思いました。

 

子育てに一番大切なこと

おかあさんが、快食 快眠 快便 であること。

このお話はうん十年前私の子育て中に聞いたので、今ではおかあさんではなく、パパママそして保育士さんが、になるんでしょうね。

自分が体調悪かったり、忙しくてイライラしている時、「あら〜こぼしちゃったの? だいじょうぶ?」ではなくて、「はぁ? 何やってんだよ! どうすんだよ!」と言ってたような気がする。 そして追い打ちをかけちゃったり。 お〜こわっ

忙しくて寝不足で大変な毎日。やることいっぱいあるのに寝かしつけてて一緒にもしくは先に寝ちゃって あああああ〜  

今はなんとか時間を作って、休んでくださいね。子どもの成長とともに、自分のやりたいことをやりたい時にやりたいだけできる日は着実に近づいています。